wordpress本家が推奨する海外サーバーとは?

海外向けサイトや越境ECにおいて特にアクセススピードは慢性課題

皆さんが海外向けのサイトや越境ECを運営していて、引き合いや購入になかなか至らないというご経験がいるかとも少なくないと思います。グローバルサイトや越境ECを立ち上げる際に課題は多々ありますが、その中でも重要な一つとしてアクセススピードがあります。今回はアクセススピードが与える影響を正しく理解し、自社サイトからの問い合わせやオンライン購入数やレート改善に役立てていきましょう。

サイト表示が2~6秒かかると4人に1人が離脱する

以前に米国企業のGomez社(現在はdynatrace社に買収されている認識)が独自調査を実施し、ページのレスポンス時間が2-4秒かかると8%のユーザーが離脱し、2-6秒の間では25%、2-8秒で33%、2-10秒で48%のユーザーが離脱すると発表しました。サーバーやアクセス速度改善の様々なツールが世の中に普及されるにつれて、検索する我々ネットユーザーも早いことが日々無意識のうちに当たり前のようになってきています。そう考えると、皆さんもご自身で検索しているときに、アクセスしたサイトが5秒も10秒もかかればサイトを閉じないでしょうか。ローディング時間が長いとそもそも途中でブラウザがエラーになることもあるので、どれだけ優れた製品やサービスを持っていても、相手にその良さが伝わる以前に商談機会を逃すことになります。完全なる機会損失であり、是が非でも避けたいところですね。

1秒サイト表示が遅れることでページビューが1割減り、CSは2割下がる

同じ調査で更に浮き彫りになったこととして、たった1秒ページがブラウザに表示されるのが遅れるだけで、ページの閲覧数が11%も減り、また目的であるコンバージョンも7%減り、顧客満足度は16%減少すると明かしています。その結果、一人当たりのレベニューも下がることになり、収入にも悪影響を与えます。ウェブサイトにおいて1秒の遅れという代償がここまで大きいとは考えものであり、アクセススピードの対策は必須であることも頷けます。

海外向け会社サイトや越境ECサイトは、地理的要因から現地競合よりも大きく不利

では海外向け会社サイトや越境ECのサイトの観点からアクセススピードを考えるとどうなるでしょう。基本的に国内の中小・中堅メーカーさんが海外向けサイトや越境ECサイトを構築する際には日本にある既存の契約しているサーバーでサイトを構築するケースが多いです。現在の日本語のサイトを多言語化する場合や新しく新規ドメインまたはサブドメインを使用して構築する場合もありますが、いずれにしても大半は国内のサーバーがサイト構築のインフラにあります。
そう考えた場合に、例えば米国を主なターゲット市場として、米国に製品もコンテンツも寄せた(=ローカライズ)させてサイトを構築したとします。しかしながら、米国在住のアメリカ人が自社のサイトにアクセスする場合に日本のサーバーにアクセスするケースが原始的なカタチとなります。そうした場合にユーザーにとってはどのようなことが減少として彼らの身に降りかかってくるのでしょうか。もうお分かりだと思いますが、サイトの表示が米国現地の競合サイトと比べて大幅に遅れることです。その結果、どうなるでしょう。最悪なケースは、CMS等を使用して特に何も対策を講じていなかったためサイト自体も重く、表示されずにブラウザがエラーを返した。商談機会は完全に断たれました。あるいは、5秒、10経過しても表示されずに、ユーザーがしびれを切らし、サイトを閉じた。同様に再訪は二度とないでしょう。少しマシなケースでは、ユーザーの忍耐力が勝り、サイトが開いたものの、サイト内で製品・サービスのページやAbout usのページへと遷移する中で毎回5秒、10秒と待たされ、いい加減我慢できなくなりサイトを閉じる、あるあるですね。仮にうまく設定したコンバージョンに至ったとしても、顧客満足度という観点ではいかがでしょうか。言わずもがなだと思います。きちんと対応をしていきましょう。

アクセススピードの改善は様々だが、現地サーバー起用は手っ取り早い。

では、どのようにすればアクセススピードを改善できるか、それはインフラであったり、サイトのコーディングの最適化や読み込みの位置であったり、画像の最適化、安直にやると痛い思いをするキャッシュの活用であったりと様々です。しかしながらターゲット国が決まっているのであれば、その国の現地のサーバーを契約することも一案です。なお、現地のサーバーを契約してなくてもCDNのようなサービスを使用すあればユーザーからすれば同じ状況に持ってくることもできます。ただし、それにはコストを限りなくかけないで行う方法もありますが専門的な知識が必要であったり、えてしてサービスは安くありません。そのため、今回は現地サーバーに関して簡単に触れたうえでおすすめをご紹介して締めくくりたいと思います。

中小・中堅メーカーが現地サーバーを借りるならレンタルサーバーで十分

昨今では国内外限らずAWSがよく話題に上ります。一時的なトラフィック増加を吸収できること、従量課金制であること、またリージョンのカバレッジもAMAZONゆえに文句なしです。しかしながらAWSを理解する時間とコストを考えると国内レンタルサーバーを契約するのと同じ感覚で契約できる現地レンタルサーバーがお勧めです。またそもそも一時的なトラフィック増を吸収できることの恩恵は基本的に大手や気鋭のベンチャーでトラフィックをガンガンに得る企業になりますので、中小・中堅メーカー様の場合、特にBtoB企業様に関してはレンタルサーバーで十分といえます。

WordPress本家が推奨する海外レンタルサーバー

海外のレンタルサーバーも国内以上に五万とあります。その中でもCMSの代表格であるワードプレスと相性が良い点で昨今米国でよく取り上げられているサーバーが会社は、SiteGround、InMotion, A2 Hosting, DreamHost、WP Engine、そしてBluehostあたりでしょう。最後にそしてとしているBluehostですが、私たちも国内外のレンタルサーバーを4つ使用しておりますが、Bluehostもその一つだからです。また、Bluehost自体が本家のワードプレスが推奨するサーバーでもあり、老舗的なサーバー会社です。カスタマーサポート含めたユーザーエクスペリエンスが他と比べるとちょっとね・・・という意見も欧米ではあるようですが、私はそう思いません。このカスタマサポートを購買決定要因として挙げてくるのは日本とは異なる欧米っぽさですが、サーバーやウェブサービスはやたらこのカスタマーサポートを尋常でないくらいに重視するのは面白いなぁと思います。なので日本人からするとあまり気にならないが殆どのケースではないでしょうか。乱暴に言ってしまえば国内のさくらサーバーに近いかなと思います。さくらサーバーも使用していますが、個人的には老舗だけどカスタマーサポートはよくないと思います。ご興味のある方は是非調べてみてください。海外販路開拓の現地調査では、デスクトップリサーチでも英語検索をバンバンやる必要があるので、ひとつの練習だと思ってやってみると良いと思います。